繁殖を成功させるために

174月 - による pycno - 0 - Uncategorized

この記事を読んでいるということは、ハリネズミを繁殖させる決意ができたのだと思います。
まだ、迷っている人や、繁殖についてこの記事しか見ていないという方は、「ハリネズミの繁殖について」で、ハリネズミの繁殖の大変さを書いていますので、まずはそちらをチェックしてみて下さい。
決意の決まった人は、この記事をしっかり読んで繁殖を成功させましょう。

繁殖に向く個体の見極め

繁殖は雄と雌のハリネズミさえいれば成功するという訳ではありません。
繁殖に向く個体と向かない個体がいます。
もしかすると、現在あなたが飼育しているハリネズミは繁殖に向いていない個体かもしれません。
向いていないと、親ハリネズミや生まれた子供が死んでしまう場合もありますので、後述の年齢や健康状態、性格などの項目をよく理解し、向き不向きを見極めてください。

年齢

個体差はありますが、雄は6~8ヶ月、雌は2~6ヶ月程度で繁殖可能になります。
ただ、年齢の若いハリネズミ程、流産や大量出血、育児放棄、子食いなどのリスクが高くなります。
そのため、基本的には、雄も雌も生後6ヶ月以上経ってから繁殖を考えましょう。
身体が小さい個体等の場合は、成熟が遅い場合がありますので、しっかり成熟するのを見極めましょう。

雌は高齢になると、負担に耐えきれないこともあります。
3歳を過ぎたら繁殖は諦めた方がいいでしょう。
それに加え、初産を生後1年半までに経験していない場合は、骨盤結合部の癒合がおこり、出産時に骨盤が開きにくくなるため、難産となり死のリスクが高まります。
そのため、1歳半以降での妊娠・出産をさせることは避けましょう。
雄は繁殖に年齢制限はありません。

健康状態

雄雌共に、病気がちな個体、痩せすぎ太りすぎな個体は繁殖に向きません。
その他にも、偏食がちの個体も母乳に影響を及ぼす可能性があるので、繁殖には向いていないといえるでしょう。
人になかなか馴れない個体は、性格が神経質で警戒心が強いため、妊娠、出産、子育てのストレスに耐えきれない場合が多いです。











血縁での交配で生まれた個体は遺伝子に問題を生じやすいです。
そのため、両親となる ハリネズミが血縁交配での個体であれば繁殖には向きません。
将来的に繁殖を考えてハリネズミを購入する場合は、お店やブリーダーにその点も確認しましょう。
また、交配させるペアが血縁の場合は、子供に障害などが出やすいため、交配はさせないようにしましょう。

繁殖の方法

繁殖を行う際には、以下の手順を踏んで交尾させましょう。

繁殖させる時期

ハリネズミは、基本的には1年中繁殖可能です。
しかし、夏や冬などの気温差の激しい時期は「ハリネズミの冬眠と夏眠対策」でも書きましたが、ハリネズミにとって過ごしづらい時期ですので、負担のかかる繁殖は春や秋に行うようにしましょう。
もちろん、繁殖においても夜行性のハリネズミの活動時間帯(21時~)に行うようにしてください。

交尾させる方法

ハリネズミは単独飼育が原則の動物です。
そのため、いきなり雄と雌を同じケージに入れたりすると喧嘩をして怪我をすることになります。
まずは、お互いの存在を認識させるところから始めましょう。
方法としては、ケージを隣に置いたり、相手の匂いのついた床材などを寝床に置いたり交換したりするのがいいでしょう。
相手に慣れた状態で引き合わせると、タイミングにもよりますが、すぐに交尾に至る場合もあります。
交尾後は雄と雌を別のケージに入れてください。

一旦慣れたように見えても、次に会わせたときに喧嘩を始めるような場合は、とりあえず離して別の機会に再度挑戦してください。

尚、喧嘩をして興奮している場合は、馴れている飼い主であっても、噛まれることがありますので手袋を使用しましょう。

もし、喧嘩などがない場合は、毎晩会わせたり、4~5日程度同じケージに同居させても構いません。
一度、4~5日同居させたら、次は4~5日別居させて、また4~5日同居させるといったサイクルを妊娠まで行います。
同居中はストレスをかけないように少し大きめのケージに入れるようにしましょう。
寝床も2つ用意するといいですね。
交尾は、雄が雌の臭いを執拗に嗅ぎ続けるところから始まり、雌が威嚇しながら逃げるということを繰り返します。
その後、雌が雄を受け入れた際には、雄が雌の背中に噛みつきながら身体を支え交尾を行います。
交尾自体の時間は大体4~5分程度です。
交尾後は速やかに雄と雌を分けましょう。

妊娠したかどうかは、体重の増加と、妊娠後期になると乳首がはっきりしてくること、お腹が張ってくることでわかります。
体重は個体差がありますが、2~3週の内に50g程増加します。

妊娠中の飼育

ハリネズミの妊娠期間は34~37日程度です。
その間にハリネズミが出産するための環境を整えておきましょう。
妊娠後期や出産直後はストレスに弱くなっているため、子食いや育児放棄のリスクが高くなります。
その時期に環境を変更するのは危険ですので妊娠初期の内に環境を整えるようにしてください。
子育てを行う寝床が狭いようなら広い物に交換し、寒さに弱い赤ちゃんのためにペット用ヒーターを用意しましょう。
最低でも、出産から2週間は床材の交換や掃除はできませんので、ケージの掃除も行っておきましょう。
回し車は、妊娠中の運動にも使わせると良いのですが、子供が生まれる前には撤去しておきましょう。
子供が巻き込まれるなどの事故に発展する可能性が高いです。

ケージを人間の生活音のしない静かな環境に移せるとより良いといわれています。
しかし、温度管理の問題などもありますので、なるべくハリネズミにストレスを与えない環境にするということを意識するようにしてください。

ケージ類の環境の他にも、母親が死んでしまった場合や育児放棄をした場合は飼い主さんが人工哺育をしなければならないため、人工哺育に必要となるペットミルク、シリンジかスポイトなどを用意しておきましょう。

母親ハリネズミには、十分な栄養を与えましょう。
ただ、妊娠中の肥満は母子共に危険ですので、必要な栄養素をしっかり把握し、与えるようにして下さい。
具体的には、高タンパクで、品質のよい食べ物が良いと言われていかます。
妊娠初期は人間と同じで食欲がないことが多いですが、それ以降は食欲が増しますので、体重に注意しながら、食事回数や量を増やすなどして十分に与えるようにしてください。

最後に

いかがでしたか?
繁殖を成功させるには飼い主さんの努力が絶対に必要です。
今まで以上にしっかりハリネズミを観察し、無事に出産させてあげて下さいね。

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