赤ちゃんが生まれたら

174月 - による pycno - 0 - Uncategorized

ハリネズミの交配、妊娠、出産が無事に成功したら、飼い主さんはハリネズミの赤ちゃんを育てていかなければなりません。
それは、今までの繁殖の手順よりも遥かに神経を使う作業になります。
また、育児放棄などで、母親が子供を育てられなくなった場合は、飼い主さんが代わりに人工哺育から行わなければなりません。
赤ちゃんを育てることは大変なことですが、このページでは一つ一つその方法を説明していきますので、成長して元気に動き回る子供たちを思い浮かべながら共に頑張っていきましょう。

赤ちゃんの最も大事な時期

赤ちゃんが生まれて嬉しいですよね。
おめでとうございます!
ですが、ここで気を抜いてはいけません。
なぜなら、ハリネズミの赤ちゃんにとって最も大事な時期が、生まれてから2週間だからです。
この2週間は親であるハリネズミが子食いを行ったり育児放棄を起こす期間です。
赤ちゃんハリネズミが離乳に至る生後6週に到達できるのは、全体の65%程といわれています。
つまり35%の赤ちゃんが、これが原因で亡くなることがほとんどだということです。
この2週間を過ぎれば子食いや育児放棄をする可能性が低くなりますので、まずはこの期間を頑張って乗り切りましょう。







生後2週間の過ごし方

では、具体的にどのように過ごすべきなのでしょうか?
出産間際から生後2週間までの飼い方を詳しく説明していきます。

母親ハリネズミは、出産間際になると落ち着きがなくなり、直前に食欲が落ちますので、そろそろ出産が近づいてきているのが分かります。
そのときは、十分な食事と水を与えて下さい。

出産は主に寝床で行われます。
出産すると小鳥のようなピーピーといった鳴き声が聞こえます。
嬉しいでしょうが、大きな声を出したりせず、そっと見守って下さい。

その後、母親は2週間ほど気が立って神経質になります。
この間は、なるべくストレスを与えないで下さい。
この間のストレスが原因で子食いや育児放棄に発展する可能性があります。
できるだけ大きな物音や聞きなれない音、嗅ぎ慣れない匂いを避けるようにしてください。
特に、初産のハリネズミは神経質になっています。
赤ちゃんを見ようと寝床を覗いたり、写真を撮ったりするのはやめておきましょう。

ハリネズミの赤ちゃんは温度の変化に弱いです。
特に寒さに弱く、すぐ風邪を引いてしまい、最悪死んでしまう場合もあります。
出産後はケージ内の温度をちょっと高めの28度ほどになるように保ちましょう。

掃除は生後4週ころまでは控えて下さい。
妊娠、出産を行うと、食べる量が増えるため、排泄物の量も増えます。
臭いが気になってきますが、絶対に掃除は少なくとも3週以上経ってから、と覚えておいてください。
それまでに掃除を行うと、急な環境の変化で母親はパニックを起こしてしまいます。

産後掃除ができるようになったら、段階的な掃除を行いましょう。
最初は、床材を50%交換する程度にします。
その後も少しずつ床材を交換していきますが、寝床の床材は交換しないでください。
赤ちゃんが寝床から出てきてしまったら、人の匂いがつかないよう プラスチックスプーンですくい上げ、素早く寝床に戻します。
この際、金属製スプーンは体温を奪ってしまうため使用しないでください。





生後3週間以降の過ごし方

生後3週ころから赤ちゃんは少しずつ母親が食べている食事に興味を持ち始めます。
ただ、この頃はまだ母乳が主食です。
少しずつ成長するにつれ、大人用のフードを食べる量が増えていきますので、それに合わせて与える量も増やしていきましょう。
特別に離乳食などは必要ありません。
ただ、通常のフードだと、大きすぎて食べづらいため、砕いたり、ペットミルクなどでふやかしてあげましょう。
また、野菜や肉などを与える場合は、小さく刻んであげて下さい。

生後6週~8週ころ

離乳が終わり、独り立ちし始めます。
この頃は、身体を冷やしやすく、風邪を引き、最悪命を落とす場合もありますので、温度管理には十分気をつけましょう。
離乳後の母親については、十分休ませてあげて下さい。
もし、次の妊娠を望むのなら、最低でも3ヶ月以上は期間をあけてください。
十分休んで、体力が戻ったら、回し車などのおもちゃを入れても大丈夫です。
子供は、離乳の時期に少しずつ外の世界を知っていきます。
色々な物に慣れやすい時期なので、どれくらい慣れてくれるかは個体差によりますが、人馴れの訓練を少しずつ始めていきましょう。
「ハリネズミを人に馴らす方法」のページを参考にしてくださいね。

注意点としては、体温が下がらないように気をつけることです。
床などは冷たいので置かないで下さい。
寒い季節はケージから出す前に部屋を温めておきましょう。
大きな声を出したり、乱暴に触れないで下さい。
飼い主の事を怖い存在だと認識してしまう場合があります。

人工哺育になった場合

母親が育児放棄をした場合や、母親が出産が原因で死亡した場合は、飼い主が人工哺育を行う必要があります。
人工哺育の成功率は、生まれてからどれだけ母親が育てることができたか、または、初乳をどれだけ長く飲めたかで決まってきます。
母親が出産時に死亡した場合は、初乳を全く飲んでいないことになるので、ほぼ100%人工哺育は不可能と思ってください。

人工授乳の方法

人口授乳に使用するのは、ペットミルクまたはゴートミルクです。
ゴートミルクの方が、ペットミルクと比べてアレルギーが少なく、栄養価が高いため理想的です。

ミルクの濃さは、与え始めは薄めにし、規定の濃度の範囲内で、徐々に濃くしていきましょう。
生後3週までは、2~4時間毎に授乳を行って下さい。
最初は短いスパンで行い、だんだんと間隔をあけていきます。
ミルクは必ず人肌にあたため、シリンジ、スポイトなどを使用して授乳します。
量は、飲みたがる量を与えましょう。
飲ませる際は、ミルクを気管に詰まらせないよう、身体を垂直に起こしてしっかりと保持し、少量ずつ様子を見ながら与えて下さい。

人工哺育の環境

人工哺育中の赤ちゃんは、フリースなどを何枚も重ねて厚くした寝床をプラケースなどに用意し、休ませます。
最初の2週~3週くらいは体温が下がりすぎないよう、32~35度くらいの温度で管理してください。
ペットヒーターなどは、それで直接子供を温めるのではなく、ケースの外に設置し、ケース全体を温めるようにしてください。
また、空気の乾燥は、体毛の少ない赤ちゃんにとって脱水を起こす原因になりますので、湿度管理も忘れずに行ってください。
もし乾燥しているようなら、ケースの隅に濡れた布を置いておくと加湿することができますよ。

人工哺育中の離乳について

前述の通り4週目ころから徐々に大人と同じ食べ物を食べられるようになっていきます。
これは人工哺育中も同じです。
よって同様に、ドライフードは砕くか、ふやかして与えましょう。
ミルワームを与える際は、脱皮したばかりの柔らかいワームを与えてください。

人工哺育中の排泄について

生後間もないころは、自力で排泄することができません。
そのため、ミルクを与えたあとは、ぬるま湯に浸したコットン又は綿棒を使用し、肛門・尿道部分を優しくマッサージしてあげましょう。
こうすることで排泄を促す事ができます。

最後に

いかがだったでしょうか?
この記事を参考にして、赤ちゃんをしっかり育ててあげてくださいね。

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